鳳東実戦 03(前)
今回の試合は考えることが多かったので前後編に分けて記載する。これは前編。
記事の内容
・東1局0本場
・東1局1本場
・東2局1本場
・東1局0本場
体感和了率0%。打3pで狭くしつつ様子見。まぁ下家もうピンズないだろう的な。下家は2m1pの順番なのでターツが揃っていると読んだが外れ。仕方ない。
しかし3pは中途半端だ。同じ理屈なら打9pで良かった。3pはもしかしたらのロンはある。中盤のバランスは難しい。即興では対応しきれない。
・東1局1本場
打6pで簡単なのだが、そうもいかない。ピンズが打ちにくい。門前向聴を維持するために打6mとしたが、これが大失敗。
最終的に6p単騎になったのだが、別に25pも36pも47pも58pも全部切れない。今回はたまたまビタ止め感が出たので耐えたが、今後ピンズを引いたらどうするのか。打点があるので勝負できるが、こんな待ちで勝負せざるを得ないのはどうにも首を傾げる。というわけで、打6m時の方針が良くなかった。
どういうことかというと、打6mの段階でピンズを吸収する回し方をするべきだったと自覚出来ていたしそうしようと思っていた。ピンズは鳴いて喰い延ばしてタンヤオ以降しようと思っていた。しかし打6mではタンヤオ移行したときの構想において雀頭が一瞬なくなる。だから今回は最終形が中膨れ6p単騎という無残なものになってしまった。打6mの段階で副露発進のことを考慮出来ていれば打6mでなく打7mと出来ていたはずだ。
和了れるとしたらピンズを引いてのタンヤオ移行ぐらいだろう。そうであれば、打6mと瞬間の平和ドラ赤の1向聴に取ること自体が間違っている。確かに平和ドラ赤の1向聴だが、メインルートはピンズ2メンツである。打6mではそのオプションに対応出来ない。それではいけない。
一手先のルートを見て、瞬間の効率を捨てる。それぐらい出来ないと麻雀ではない。完全に失敗である。
・東2局1本場
ラス目なので、ここは結構強くホンイツを見る。打中と河をおとなしくするのではなく、打点上昇を狙って打6p。
4mチー打6s。ここで1000点和了ることに価値がないわけではないが、打点上昇が可能なのでソウズを払っていく。ラス目につき、という選択である。西が2枚残っているのでポンテン中単騎は十分可能だと見る。前巡の東ポン打7sもポイントで、単純に和了りを求めるなら打中でいいのだが、ホンイツへの渡りを強く見た手組みである。1000→3900の打点変化をどこまで追うのかは難しいが、今回のようにラス目のときはより強く追っていいだろう。
理想的な和了りとなった。以前(今年6月まで)の自分なら58s速攻であった。これが成長なのかバカヅキなのかは分からないが、意志を以て打牌出来たのは充足感がある。
(後編に続く)