安定七段

特東安定段位七段を目指すもの

何切る 1

【目標】 打点を意識した手組が出来るようになる / 受け入れ枚数をちゃんと数える

 

今回のまとめ

・2翻打点は期待値に響く。積極的に狙うこと

・受け入れ枚数を数えたら案外大差でないことがある

→経験則的な感覚はひとつずつ疑っていく

・二度受けであれば、ヘッドレス両面両面向聴にとっていい

→7種24枚のうち、単騎になるのが8枚だけ。つまり、66%で良形になる。 

 

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場に1m1枚見えている。打9mで広さを求めるか打9sで一通を強く見るか。

実戦では打9sとした。今までは9mを切っていたが、一通を強く見た。結果はツモ6mのカン8m立直で流局した。

 

さて、この何切るでびっくりしたのが、打9mと打9sで受け入れ枚数が同じだったことだった。7種21枚で同様。打9mは全て良形だが打点が1300~2600。打9sはツモ6m7mが最悪だが5枚だけ。納得できる聴牌が組める可能性も高い。

大事なのは、そもそもの受け入れ枚数に差がないということ。実戦感覚としては差があるものだと思っていた。打9sにおけるツモ7mは受け入れにカウントしたくないので、感覚的なズレが発生するのもだと思われる。良形受け入れの感覚ぐらいは持っておきたい。

期待値で言えば、打9sが3243、打9mが2861と400ほどの開きがあった。つまりは大差で打9sということである。2翻打点が追えるときは期待値に如実に表れる。期待値を逃さないようにしたい。

 

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場に2mが1枚見えている。だから迷った。実戦では時間オーバーで5pが出て行った。何に迷ったかと言うと、打34mの雀頭固定は2356pの4p二度受けの形からしてもいいのかとか、打2mのヘッドレスは流石に弱いかとか、打2pもあるけど2234mの形そんなに強くないよなぁとかを考えていたら全てが壊れた。

 

さて、こんなものはもう期待値にかけた方が早い。打2mか打34mか打2pか。

結果は打2m(4272)>打2p3p(4100)>打3m4m(3843)であった。これは2mが1枚飛んでいるという情報なしの結果なので、2mが1枚見えている場況込みならより差があるということになる。

打2mからの厳しい1p7pツモを除いても15枚ある、というのが大きい。一般的なヘッドレス両面両面の1向聴形は受け入れ8種28枚で単騎になる受け入れが16枚であり、単騎になる確率が高いから雀頭固定がよしとされている。しかし、今回は二度受けの形なので数字が逆転する。7種23枚のうち、単騎になる受け入れは8枚。これならば受け入れ枚数を優先してヘッドレスの形にしてもよいだろう。

 

感想

いずれも、学びのある何切るであった。特に、二度受け両面両面ならヘッドレスにしていい、というのは知らなかった。知識をアップグレード出来たのはよかった。